第112回 保健師国家試験(午前)保健統計

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全体の傾向をみることで、都道府県のがん検診が効果的に実施されているかを把握できるがん登録の統計情報はどれか。

  1. 1進行度✓ 正解
  2. 2生存率
  3. 3罹患数
  4. 4治療効果

正解

1

解説

がん登録の統計情報の活用に関する問題である。がん検診が効果的に実施されていれば、がんがより早期の段階で発見される割合が高まるため、診断時の進行度(早期がんと進行がんの割合の分布)をみることで、検診が早期発見に寄与しているかを集団レベルで評価できる。したがって全体の傾向からがん検診の効果を把握できる統計情報は進行度であり、選択肢1が正答である。生存率は治療成績を含む総合的な指標、罹患数は発生規模を示す指標、治療効果は個々の治療に関する指標であり、いずれも検診による早期発見の効果を直接的に把握する指標としては進行度ほど適していない。


選択肢の解説

1がん検診が効果的なら早期がんの割合が高まるため、診断時の進行度の分布をみることで検診が早期発見に寄与しているかを把握でき、正しい。
2生存率は治療成績や進行度など複数の要因を反映する総合的な指標であり、検診による早期発見の効果を直接的に把握する指標としては進行度ほど適していない。
3罹患数はがんの発生規模を示す指標であり、検診が早期発見につながっているかを直接示すものではない。
4治療効果は個々の治療に関する指標であり、がん検診の実施状況を全体の傾向から評価する指標ではない。

出典・参考

用語

がん登録
がんの患者情報を医療機関から収集・集約し、全国的に集計する公開衛生統計制度。がん検診の有効性評価、疫学的調査、治療成績の分析に用いられ、検診時の進行度分布から早期発見効果を集団レベルで把握できます。
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