問17
A市の体操教室で保健師は、参加者同士が相互に交流しあう時間を作っており、このことが参加者の運動意欲の向上につながっている。この支援の基盤となる概念はどれか。
- 1コンコーダンス
- 2コンプライアンス
- 3パートナーシップ
- 4グループダイナミクス✓ 正解
- 5コミュニティオーガニゼーション
正解
4
解説
集団における相互作用に関する概念を問う問題である。グループダイナミクス(集団力学)とは、集団内で生じる成員相互の影響関係や、それが個人や集団の行動・態度に及ぼす力動を指す。事例では参加者同士の相互交流が運動意欲の向上につながっており、この支援の基盤となる概念はグループダイナミクスである。したがって正答は4である。
選択肢の解説
1コンコーダンスは、医療者と患者が対等な立場で話し合い治療方針を合意する関係性を指す概念であり、集団内の相互作用を表すものではない。誤り。
2コンプライアンスは、患者が医療者の指示に従うこと(服薬遵守など)を指す概念であり、参加者同士の交流を基盤とする本事例には合致しない。誤り。
3パートナーシップは、当事者と支援者などが協働する対等な関係を指す概念であり、参加者相互の力動を表すグループダイナミクスとは異なる。誤り。
4グループダイナミクスは、集団内の成員相互の影響関係が個人や集団の行動に働く力動を指し、相互交流が意欲向上につながった本事例の基盤概念として正しい。
5コミュニティオーガニゼーションは、地域住民が組織化して地域課題の解決に取り組む過程を指す概念であり、教室内の参加者相互の交流を説明する概念ではない。誤り。