問18
Aさん(88歳、男性、無職)は1人で暮らしており、日中は近所の公園で過ごしている。近隣住民から「公園にいるAさんから尿臭がするため、心配だ」と地域包括支援センターに電話があった。電話を受けた保健師は、Aさんの状況を把握するために家庭訪問を行うことにした。この訪問で保健師が情報収集する内容で優先度が高いのはどれか。
- 1経済状況
- 2住居環境
- 3身体状況✓ 正解
- 4生活リズム
- 5近隣との関係
正解
3
解説
独居高齢者への初回家庭訪問で優先度の高い情報収集内容を問う問題である。88歳の独居男性で尿臭がするとの近隣からの心配があり、セルフケアの低下や排泄機能・健康状態の問題が疑われる。生命・健康に直結するため、まず身体状況(健康状態、ADL、排泄や疾患の有無など)を把握することの優先度が高い。したがって正答は3である。
選択肢の解説
1経済状況は支援を検討するうえで必要な情報だが、健康・生命への影響を判断する初回訪問では身体状況より優先度は低い。誤り。
2住居環境も生活状況の把握に重要だが、尿臭が示唆する健康問題を確認する身体状況の把握が先であり、優先度は相対的に低い。誤り。
3尿臭からセルフケア低下や排泄・健康上の問題が疑われるため、生命・健康に直結する身体状況の把握が最も優先度が高い。正しい。
4生活リズムは生活実態の把握に役立つが、まず健康状態を確認する必要があり身体状況より優先度は低い。誤り。
5近隣との関係は社会的支援の検討に有用だが、初回訪問で最優先すべき健康状態の把握には劣る。誤り。
用語
- 地域包括支援センター
- 高齢者の生活を総合的に支援することを目的とした地域の相談窓口。介護保険制度における要支援者の相談・支援と、介護予防・地域の高齢者に関する包括的な相談に対応する公的機関です。