問14
新生児の水分・体液成分で正しいのはどれか。
- 1成人と比べて高張尿である。
- 2尿量と比べて摂取水分量が多い。
- 3成人と比べて細胞外水分量が多い。✓ 正解
- 4出生時の総水分量は体重の50%である。
正解
3
解説
新生児の水分・体液成分の特徴に関する知識を問う問題である。正答は3の成人と比べて細胞外水分量が多い。新生児は体重に占める総体液量が約75〜80%と成人(約60%)より多く、特に細胞外液の割合が成人より高いのが特徴である。腎臓の濃縮力が未熟なため尿濃縮能が低く高張尿はつくれない、体表面積が大きく不感蒸泄が多い、といった点も合わせて理解する。
選択肢の解説
1新生児は腎臓の尿濃縮能が未熟で高張尿をつくれず、むしろ希釈尿になりやすい。成人と比べて高張尿というのは誤り。
2新生児は体表面積が大きく不感蒸泄が多いため、摂取した水分の多くが尿以外(不感蒸泄や発育)に回る。「尿量と比べて摂取水分量が多い」ことが新生児の体液成分の特徴を表す適切な記述とはいえず、正答ではない。
3正しい。新生児は総体液量が体重の約75〜80%と多く、特に細胞外水分量の割合が成人より大きい。
4出生時の総水分量は体重の約75〜80%であり、50%ではないため誤り。
用語
- 体液成分
- 新生児や成人の体液を構成するイオン、タンパク質、その他の溶質を指します。新生児は成人と比べて体液量が体重に占める割合が大きく、特に細胞外液の比率が高いことが特徴で、脱水への対応や電解質管理が重要です。