第109回 助産師国家試験(午前)15正常新生児に対する初回のビタミンK2シロップの与薬方法について正しいのはどれか。

第109回 助産師国家試験(午前)助産診断・技術学
15

正常新生児に対する初回のビタミンK2シロップの与薬方法について正しいのはどれか。

  1. 1与薬前に母親が母乳育児を希望しているか確認する。
  2. 2与薬前に新生児の初回排便を確認する。
  3. 3与薬するときは2倍に希釈する。
  4. 4与薬後は新生児の嘔吐の有無を確認する。✓ 正解

正解

4

解説

正常新生児への初回ビタミンK2シロップ与薬方法を問う問題である。正答は4の与薬後は新生児の嘔吐の有無を確認する。ビタミンK2シロップは新生児・乳児のビタミンK欠乏性出血症(新生児メレナ・特発性乳児ビタミンK欠乏性出血症)の予防のために経口投与する。経口投与後に児が嘔吐すると十分量が吸収されないため、与薬後は嘔吐の有無を確認し、嘔吐した場合は再投与を考慮する必要がある。製剤は希釈せずそのまま与薬し、母乳・人工乳の別や排便の有無にかかわらず全例に予防投与する。


選択肢の解説

1ビタミンK2シロップはビタミンK欠乏性出血症予防のため栄養方法にかかわらず全新生児に投与するものであり、母乳育児希望の有無を確認して投与を判断するものではないため誤り。
2ビタミンK2シロップは出血予防のため出生後早期に投与するもので、初回排便の確認を投与の条件とはしないため誤り。
3ビタミンK2シロップは希釈せず原液のまま規定量を与薬するため、2倍に希釈するというのは誤り。
4正しい。経口投与後に嘔吐すると吸収が不十分になるため、与薬後は嘔吐の有無を確認し、嘔吐時には再投与を検討する。

出典・参考

用語

ビタミンK2シロップ
新生児・乳児のビタミンK欠乏性出血症(新生児メレナ・特発性乳児ビタミンK欠乏性出血症)を予防するために経口投与される医薬品。出血傾向防止のため、生後初回から投与開始される。

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