第109回 助産師国家試験(午前)助産管理

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Aさん(21歳、アルバイト)はパートナーと2人暮らし。パートナーの不在時に急な腹痛があり、近くに住む友人を呼んだ。友人が到着した直後に自宅で女児を出産し、そのまま胎盤も娩出された。Aさんはしばらく月経が来ていないことには気が付いていたが、これまでも無月経だった時期があり、自分が妊娠しているとは思っておらず、妊婦健康診査は未受診であった。Aさんと児は救急車で搬送され、救急外来で助産師が新生児と胎盤を受け取り、その後、医師が会陰裂傷部を縫合した。出生証明書を作成するのは誰か。

  1. 1Aさん本人
  2. 2病院の医師
  3. 3Aさんの友人✓ 正解
  4. 4病院の助産師

正解

3

解説

出生証明書の作成者を問う設問である。出生証明書は、出産に立ち会った医師・助産師、またはそれらの立会いがない場合はその他の出産に立ち会った者が作成する。本事例では分娩・胎盤娩出は友人が到着した直後に自宅で起こっており、医師や助産師は出産に立ち会っておらず、救急外来で新生児と胎盤を受け取ったにすぎない。出産そのものに立ち会ったのは友人であるため、出生証明書を作成するのは友人となる。したがって正答は選択肢3である。


選択肢の解説

1誤り。出生証明書は出産に立ち会った者が作成するものであり、出産した母親本人(Aさん)が作成するものではない。
2誤り。病院の医師は出産に立ち会っておらず、搬送後に会陰裂傷部の縫合を行ったにすぎないため、出生証明書の作成者には該当しない。
3正しい。出産に立ち会ったのは友人であり、医師・助産師の立会いがない出産では立ち会ったその他の者が出生証明書を作成するため、友人が作成者となる。
4誤り。病院の助産師は出産に立ち会っておらず、救急外来で新生児と胎盤を受け取ったにすぎないため、出生証明書の作成者には該当しない。

用語

娩出
児や胎盤など、妊娠産物が母体を離脱する過程。本設問では胎盤の娩出が記述されており、分娩完結の重要な段階を示しています。
会陰裂傷
分娩時に会陰部が裂ける損傷。本設問では医師により縫合されており、産後の重要な処置です。程度によってⅠ度からⅣ度に分類されます。
無月経
3ヶ月以上連続して月経がない状態。本設問では妊娠に気付かなかった要因となっており、妊娠の初期兆候を見落とすリスクを示しています。
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