第109回 助産師国家試験(午前)基礎助産学

8

緊急避妊を目的としたレボノルゲストレルの内服に関する指導内容として適切なのはどれか。

  1. 1服用回数は1回である。✓ 正解
  2. 2妊娠阻止率は99%である。
  3. 3内服後7日間は他の避妊手段は必要ない。
  4. 4性交後72時間以内であればいつ内服しても効果は変わらない。

正解

1

解説

緊急避妊薬レボノルゲストレル(LNG)の内服指導に関する知識を問う問題である。正答は1の服用回数は1回である。現在用いられるレボノルゲストレル製剤(1.5 mg)は性交後72時間以内に1回1錠を内服する単回投与である。妊娠阻止率は100%ではなく約80〜90%(一般に約85%とされる)で、服用は早いほど効果が高い。緊急避妊後は次の月経まで他の確実な避妊が必要である。


選択肢の解説

1正しい。レボノルゲストレル1.5 mg製剤は性交後72時間以内に1回内服する単回投与であり、服用回数は1回である。
2妊娠阻止率は約80〜90%(一般に約85%とされる)であり、99%ではない。確実に妊娠を防げるわけではないと説明する必要があるため誤り。
3内服後の同一周期では再度の性交による妊娠リスクがあるため、次回月経まではコンドーム等の確実な避妊が必要である。7日間不要というのは誤り。
4緊急避妊薬は性交後できるだけ早く(72時間以内のなかでも早期に)服用するほど妊娠阻止効果が高い。72時間以内ならいつ服用しても効果が変わらないというのは誤り。

用語

緊急避妊
避妊なしまたは避妊失敗時に性交後に実施される避妊方法。望まない妊娠を防ぐため、性交後72時間以内にホルモン薬を内服することで、排卵を遅延させ妊娠を防ぎます。妊娠阻止率は約85%であり、早期に内服するほど効果が高まります。
レボノルゲストレル
プロゲスチンに属する合成ホルモン薬で、緊急避妊薬として用いられます。1.5mg製剤が標準的で、性交後72時間以内に1回1錠を単回で内服します。排卵抑制作用により妊娠を防ぎ、臨床現場で広く使用されている緊急避妊薬です。
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