問9
更年期女性のメタボリックシンドロームの説明で正しいのはどれか。
- 1メタボリックシンドロームの診断はBMIで行う。
- 2閉経後は内臓脂肪より皮下脂肪が増加する。
- 3HDLコレステロールが上昇する。
- 4診断基準に血糖値が含まれる。✓ 正解
正解
4
解説
更年期女性のメタボリックシンドロームに関する知識を問う問題である。正答は4の診断基準に血糖値が含まれる。日本のメタボリックシンドロームの診断は、内臓脂肪蓄積(ウエスト周囲径:男性85 cm以上、女性90 cm以上)を必須項目とし、加えて(1)脂質異常(高トリグリセリド血症かつ/または低HDLコレステロール血症)、(2)血圧高値、(3)空腹時高血糖のうち2項目以上を満たすことで診断する。閉経後はエストロゲン低下により内臓脂肪が増加し、HDLコレステロールは低下しやすく、メタボリックシンドロームのリスクが高まる。
選択肢の解説
1メタボリックシンドロームの診断は内臓脂肪蓄積(ウエスト周囲径)を必須とし、BMIで行うものではないため誤り。
2閉経後はエストロゲンの低下により皮下脂肪より内臓脂肪が増加しやすい。記述が逆であり誤り。
3閉経後はエストロゲン低下に伴いHDLコレステロールはむしろ低下し、LDLコレステロールや中性脂肪が上昇しやすい。上昇とするのは誤り。
4正しい。メタボリックシンドロームの診断基準には空腹時血糖(高血糖)が含まれており、内臓脂肪蓄積を必須に脂質・血圧・血糖のうち2項目以上で診断する。
用語
- メタボリックシンドローム
- 内臓脂肪蓄積を基盤とした、脂質異常、高血圧、高血糖などの複数の危険因子が同時に存在する状態です。日本では腹部肥満(ウエスト周囲径で判定)を必須とし、その他2項目以上の異常を伴う場合に診断されます。