問10
妊娠期で薬剤による催奇形性が最も高いのはどれか。
- 1妊娠12週未満✓ 正解
- 2妊娠12〜16週未満
- 3妊娠16〜20週未満
- 4妊娠20〜24週未満
正解
1
解説
薬剤による胎児への催奇形性が最も高い時期を問う問題である。器官形成期(妊娠4〜7週ころ、おおむね妊娠初期)は主要臓器が形成される最も感受性の高い時期(絶対過敏期)であり、この時期の薬剤曝露は奇形を引き起こすリスクが最も高い。これは妊娠12週未満の時期に含まれるため、正答は1である。妊娠4週未満は「全か無かの法則」の時期、器官形成期以降(妊娠8週以降)は催奇形性は低下し、機能的異常や発育への影響が主となる。
選択肢の解説
1正しい。妊娠12週未満には器官形成期(絶対過敏期、妊娠4〜7週ころ)が含まれ、催奇形性が最も高い時期である。
2誤り。妊娠12〜16週未満は器官形成期を過ぎており、主要な臓器奇形のリスクは妊娠初期より低下する。
3誤り。妊娠16〜20週未満も器官形成期以降であり、催奇形性は妊娠初期より低い。
4誤り。妊娠20〜24週未満では臓器の形態形成はほぼ完了しており、催奇形性は最も高い時期ではない。
用語
- 催奇形性
- 薬物が胎児に先天異常を引き起こす危険性のことです。妊娠初期の器官形成期(妊娠4〜7週)は胎児の各臓器が形成される最も感受性の高い時期であり、この時期の薬物曝露による催奇形性が最も高いため、妊娠初期の投薬は特に注意が必要です。