問19
膝蓋腱反射の低下で疑われる病態はどれか。
- 1脚気✓ 正解
- 2壊血病
- 3くる病
- 4夜盲症
正解
1
解説
深部腱反射の異常から病態を推測する問題である。膝蓋腱反射の低下・消失は、反射弓を構成する末梢神経の障害を示唆する。脚気はビタミンB1(チアミン)欠乏により末梢神経障害(多発神経炎)をきたす疾患で、下肢の腱反射低下・消失や知覚障害、心不全(衝心脚気)を起こす。したがって正答は選択肢1である。
選択肢の解説
1正しい。脚気はビタミンB1欠乏による末梢神経障害をきたし、膝蓋腱反射の低下・消失を生じる。
2壊血病はビタミンC欠乏により毛細血管がもろくなり出血傾向や歯肉出血をきたす疾患で、腱反射低下を主徴とはしない。
3くる病はビタミンD欠乏による骨の石灰化障害で骨変形をきたす疾患であり、腱反射低下を主徴とはしない。
4夜盲症はビタミンA欠乏による暗所での視力低下が主症状であり、膝蓋腱反射の低下とは関連しない。
用語
- 膝蓋腱反射
- 膝関節直下の膝蓋腱を叩いて引き起こす深部腱反射。脊髄レベルL3〜L4の反射弓の機能を評価する検査で、末梢神経障害があると低下・消失します。