第113回 看護師国家試験(午後)基礎看護学

45

ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉に汚染された注射針による針刺し事故の感染率で正しいのはどれか。

  1. 140%
  2. 210%
  3. 32%
  4. 40.3%✓ 正解

正解

4

解説

HIVに汚染された注射針による針刺し事故の感染率を問う問題である。経皮的曝露(針刺し)1回あたりのHIV感染率は約0.3%とされる。参考として、同様の針刺し事故での感染率はB型肝炎ウイルス(HBV)が高く(HBe抗原陽性では約30%)、C型肝炎ウイルス(HCV)が約3%程度であり、HIVはこれらより低い。したがって0.3%とする選択肢4が正しい。


選択肢の解説

140%はHIVの針刺しによる感染率としては著しく高すぎる。HBe抗原陽性のHBVに近い高値であり該当しない。誤り。
210%はHIVの感染率としては高すぎる。誤り。
32%はC型肝炎ウイルス(HCV)の針刺し感染率(約3%)に近い値であり、HIVの値ではない。誤り。
4HIVの経皮的針刺し1回あたりの感染率は約0.3%である。正しい。

用語

ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉
ヒト免疫不全ウイルスで、CD4陽性T細胞を感染させ破壊する病原体です。経皮的曝露(針刺し事故)による感染率は約0.3%と低いことが特徴で、これは他のウイルス肝炎と比較しても低リスクです。
この問題から続けて演習する