第113回 看護師国家試験(午後)在宅看護論(地域・在宅看護論)

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Aさん(78歳、女性、要支援1)は1人で暮らしており、認知機能や嚥下機能の低下はない。訪問看護師は、内科と整形外科から朝2種類、夕3種類の合計5種類の内服薬が処方されていることを確認し、夕方に飲む薬だけが減っていることに気付いた。 訪問看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。

  1. 1どの薬を何時に内服しているのかを聞く。✓ 正解
  2. 2服薬用のゼリーを用いて内服することを勧める。
  3. 31日に5種類の薬を内服する必要があることを説明する。
  4. 4介護予防訪問介護を利用して服薬の介助を依頼することを勧める。

正解

1

解説

認知機能・嚥下機能の低下がなく服薬可能なAさんで、夕方に飲む薬だけが減っていることに気づいた場面での対応を問う問題である。残薬の状況からは飲み忘れや自己判断による調整など複数の原因が考えられるため、まずどの薬をいつ内服しているかを具体的に確認し、原因を把握することが最も適切である。アセスメントを行わずに介入策を提示するより、情報収集を優先する。


選択肢の解説

1どの薬を何時に内服しているかを聞くことは、残薬の原因を把握するための情報収集であり、最も適切である。正しい。
2服薬用ゼリーは嚥下機能の低下した人に有用だが、Aさんは嚥下機能が保たれており、残薬の原因に対応していないため適切でない。
35種類飲む必要性の説明は、原因を把握する前の一方的な指導であり、まず行うべき対応ではない。
4服薬介助の依頼は、原因を確認せずに介護サービス導入を勧めるもので、要支援1で服薬可能なAさんへの最初の対応として適切でない。

用語

要支援1
介護保険制度における要介護認定の段階で、日常生活の一部に支援が必要な状態。要支援1の者は介護予防給付を受けられ、ケアマネジメントに基づいた介護予防サービスの提供を受けることができます。本問では患者の自立度を判断する重要な情報です。
嚥下機能
食物や液体を口から咽頭、食道を通じて胃に送り込む機能を指します。加齢に伴い低下することがある重要な生活機能で、看護師がアセスメント時に確認する項目の一つです。本問では服薬の安全性判断に関連しています。
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