問87
成人の糖尿病患者に対するペン型インスリン自己注射の指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1「ブドウ糖を携帯してください」✓ 正解
- 2「注射部位は毎回変えてください」✓ 正解
- 3「注射をした後は注射部位をよくもんでください」
- 4「針は皮膚に対して30度の角度で刺してください」
- 5「未使用のインスリンは冷凍庫で保管してください」
正解
1・2
解説
ペン型インスリン自己注射の指導内容を問う問題である。インスリンによる低血糖に備えてブドウ糖を携帯すること、および同一部位への反復注射によるインスリンボール(皮下硬結)や脂肪萎縮・吸収不良を防ぐため注射部位を毎回ずらすことが正しい指導であり、正答は「1」と「2」である。
選択肢の解説
1インスリン使用中は低血糖の危険があり、速やかに補正できるようブドウ糖の携帯を勧めるのは正しい。
2同一部位への反復注射は皮下硬結やインスリン吸収のばらつきを招くため、注射部位を毎回少しずつ変える指導は正しい。
3注射後に注射部位をもむとインスリンの吸収速度が変化し血糖コントロールが不安定になるため、もまないよう指導するのが正しく、本選択肢は誤り。
4ペン型インスリンの皮下注射は通常、皮膚に対してほぼ垂直(90度、つまんだ場合は針の長さに応じて調整)に刺す。30度は皮内注射に近く誤りである。
5インスリンは凍結すると変性し効力を失う。未使用分は冷蔵庫(凍らせない)で保管するのが正しく、冷凍庫保管は誤りである。