問15
下垂手の原因はどれか。
- 1尺骨神経麻痺
- 2正中神経麻痺
- 3橈骨神経麻痺✓ 正解
- 4腓骨神経麻痺
正解
3
解説
下垂手(drop hand)は、手関節と手指を背屈(伸展)できず手首が垂れ下がる状態で、手指伸筋群と手関節伸筋群を支配する橈骨神経の麻痺で生じる。上腕骨骨幹部骨折や腋窩・上腕の長時間圧迫(ハネムーン麻痺など)で起こりやすい。
選択肢の解説
1尺骨神経麻痺では鷲手(かぎ爪変形)がみられ、下垂手の原因ではない。
2正中神経麻痺では猿手(母指対立障害)がみられ、下垂手の原因ではない。
3橈骨神経は手関節・手指の伸筋を支配し、その麻痺で下垂手を生じるため正しい。
4腓骨神経麻痺は下肢に生じ、足関節背屈ができない下垂足の原因であり、下垂手ではない。
用語
- 下垂手
- 手関節と手指を背屈できず、手首が垂れ下がった状態を指す臨床用語です。橈骨神経が麻痺すると、手指伸筋群と手関節伸筋群が機能しなくなるため発生します。上腕骨骨折や腋窩の圧迫損傷により見られます。