問17
尿中ケトン体が陽性になる疾患はどれか。
- 1痛風
- 2肝硬変
- 3糖尿病✓ 正解
- 4ネフローゼ症候群
正解
3
解説
ケトン体(アセト酢酸・βヒドロキシ酪酸・アセトン)は、糖が利用できず脂肪が分解されたときに肝臓で生じる。糖尿病ではインスリン作用不足によりブドウ糖を利用できず、脂肪分解が亢進してケトン体が増加し、尿中ケトン体が陽性となる(糖尿病性ケトアシドーシス)。飢餓状態でも陽性となる。
選択肢の解説
1痛風は尿酸代謝異常による疾患で、尿中ケトン体陽性の原因ではない。
2肝硬変は肝機能障害をきたすが、尿中ケトン体陽性を特徴とする疾患ではない。
3糖尿病ではインスリン不足で脂肪分解が亢進しケトン体が増えるため尿中ケトン体が陽性となり、正しい。
4ネフローゼ症候群は大量の蛋白尿が特徴で、尿中ケトン体陽性とは関係しない。
用語
- 尿中ケトン体
- ケトン体(アセト酢酸・βヒドロキシ酪酸・アセトン)が尿に排泄された状態。糖が利用できず脂肪が分解されたときに肝臓で生じたケトン体が、血中濃度上昇により尿に漏出する。糖尿病性ケトアシドーシスや飢餓状態で陽性となる。