問18
抗癌薬の副作用有害事象!で骨髄抑制によるものはどれか。
- 1嘔吐
- 2脱毛
- 3血球減少✓ 正解
- 4神経障害
正解
3
解説
骨髄抑制とは、抗癌薬が骨髄の造血機能を抑え、白血球・赤血球・血小板などの血球が減少する有害事象である。白血球減少による易感染、赤血球減少による貧血、血小板減少による出血傾向をきたす。したがって骨髄抑制によるものは血球減少である。嘔吐・脱毛・末梢神経障害も抗癌薬の副作用ではあるが、骨髄抑制とは機序が異なる。
選択肢の解説
1嘔吐は消化管粘膜障害や延髄の嘔吐中枢刺激によるもので、骨髄抑制ではない。
2脱毛は毛母細胞への障害によるもので、骨髄抑制とは異なる有害事象である。
3血球減少は骨髄の造血機能が抑制されて起こる骨髄抑制の典型的所見であり、正しい。
4神経障害(末梢神経障害)は神経毒性によるもので、骨髄抑制とは機序が異なる。
用語
- 骨髄抑制
- 抗癌薬が骨髄の造血機能を抑制し、白血球、赤血球、血小板などの血球が減少する現象。白血球減少による易感染、赤血球減少による貧血、血小板減少による出血傾向が起こる。
- 有害事象
- 医薬品や医療行為に関連して発生した好ましくない医学的事象。抗癌薬投与時には骨髄抑制や消化器症状など多様な有害事象が生じる可能性がある。