第114回 看護師国家試験(午前)疾病の成り立ちと回復の促進

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急性の化膿性炎症で最初に血管外に遊走し炎症の中心となるのはどれか。

  1. 1血小板
  2. 2好酸球
  3. 3好中球✓ 正解
  4. 4赤血球
  5. 5リンパ球

正解

3

解説

急性化膿性炎症において最初に病巣へ集まる細胞を問う問題である。急性炎症の初期には、血管から最初に遊走して炎症の中心となる細胞は好中球である。好中球は遊走能と貪食能に富み、細菌を貪食して化膿(膿の形成)の主体となる。したがって正答は選択肢3である。


選択肢の解説

1血小板は止血・凝固に関与する細胞成分であり、化膿性炎症で最初に遊走して炎症の中心となる細胞ではない。
2好酸球はアレルギー反応や寄生虫感染で増加する細胞であり、急性化膿性炎症の中心となる細胞ではない。
3正しい。好中球は急性化膿性炎症で最初に血管外へ遊走し、細菌を貪食して化膿の中心となる。
4赤血球は酸素運搬を担う細胞であり、炎症で血管外へ最初に遊走して炎症の中心となる細胞ではない。
5リンパ球は主に慢性炎症やウイルス感染、免疫反応で増加する細胞であり、急性化膿性炎症の初期に最初に集まる細胞ではない。

用語

化膿性炎症
化膿菌(ブドウ球菌など)の感染で膿が形成される炎症です。急性炎症の特徴で、好中球が大量に浸潤して膿汁を産生します。この設問では、化膿菌感染時に最初に病巣へ集まる好中球が中心的役割を担うことが理解の鍵になります。
遊走
白血球が血管壁を超えて組織へ移動する現象です。化学物質による誘引(走化性)と主動的な移動によって実現します。好中球は急性炎症で最初に遊走し、細菌を貪食して炎症を制御する重要な防御機構です。
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