問80
Ⅱ型アレルギーで起こる疾患はどれか。
- 1糸球体腎炎
- 2関節リウマチ
- 3アトピー性皮膚炎
- 4アレルギー性結膜炎
- 5特発性血小板減少性紫斑病〈ITP〉✓ 正解
正解
5
解説
Ⅱ型アレルギー(細胞傷害型)で起こる疾患を問う問題である。Ⅱ型アレルギーは細胞や組織の表面の抗原にIgG・IgM抗体が結合し、補体活性化や貪食を介して標的細胞が破壊される反応である。特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は血小板に対する自己抗体が結合し血小板が破壊される代表的なⅡ型アレルギー疾患であり、正答は選択肢5である。
選択肢の解説
1糸球体腎炎(急性糸球体腎炎など)は免疫複合体が組織に沈着するⅢ型アレルギーが主体であり、Ⅱ型ではない。
2関節リウマチは免疫複合体やT細胞が関与するⅢ型・Ⅳ型の要素が中心であり、典型的なⅡ型アレルギー疾患ではない。
3アトピー性皮膚炎はIgEが関与するⅠ型アレルギー(即時型)が中心であり、Ⅱ型ではない。
4アレルギー性結膜炎はIgEが関与するⅠ型アレルギー(即時型)であり、Ⅱ型ではない。
5正しい。特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は血小板に対する自己抗体により血小板が破壊されるⅡ型(細胞傷害型)アレルギー疾患である。
用語
- Ⅱ型アレルギー
- 細胞傷害型アレルギーの一種。細胞や組織の表面抗原にIgG・IgM抗体が結合し、補体の活性化や貪食細胞による貪食を介して標的細胞が破壊される免疫反応です。特発性血小板減少性紫斑病などが該当します。