問34
臥床して右股関節と右膝関節を90度屈曲位にした図をAに示す。Aの状態から右下肢を矢印の方向に動かしてBの状態になった。このときの股関節の運動はどれか。

- 1外旋
- 2外転
- 3内旋✓ 正解
- 4内転
正解
3
解説
臥位で右股関節と右膝関節を90度屈曲した状態(図A)から、右下肢を矢印方向へ動かして図Bになったときの股関節の運動を問う図問題である。正答は「内旋」。図は足側からみた肢位で、図Aでは下腿(足部)が真下に垂れており、図Bでは下腿(足部)が体幹の正中から離れる外側へ振り出され、矢印もその方向を示している。股関節・膝関節を90度屈曲した肢位で下腿を外側へ動かすと、大腿は長軸まわりに内向きに回旋するため、股関節の運動としては内旋となる。回旋運動の名称は大腿(下肢の長軸)の回転方向で判定する点に注意する。
選択肢の解説
1外旋は大腿が長軸まわりに外向きに回る運動で、屈曲位で下腿を内側(正中側)へ動かしたときに相当する。図の動きとは逆であり、誤り。
2外転は下肢全体を体幹の正中から外側へ遠ざける運動であり、長軸まわりの回旋である本図の運動とは異なる。誤り。
3股関節・膝関節を屈曲した肢位で下腿を外方へ振り出すと大腿は内向きに回旋するため、股関節の運動は内旋である。正しい。
4内転は下肢を正中へ近づける運動であり、長軸まわりの回旋である本図の運動とは異なる。誤り。
用語
- 屈曲位
- 関節を曲げた姿勢・状態を指します。この問題では、股関節と膝関節をそれぞれ90度曲げた肢位が初期状態(図A)であり、この状態から下肢を動かしたときの股関節の回旋方向を判定する基準となります。