問36
腹部の打診で観察するのはどれか。
- 1鼓音✓ 正解
- 2反跳痛
- 3筋性防御
- 4腫瘤の硬さ
正解
1
解説
腹部のフィジカルアセスメントにおいて、打診で観察する所見を問う問題である。正答は「鼓音」。打診は体表を叩いてその音や振動から内部の状態を評価する手技で、腹部では消化管内のガス貯留により鼓音(太鼓のような響く音)が、腫瘤や実質臓器・腹水部では濁音が聴かれる。鼓音は打診によって観察される代表的な所見である。
選択肢の解説
1打診で腹部のガス貯留部位は鼓音、実質部や腫瘤・腹水部は濁音となり、鼓音は打診で観察する所見である。正しい。
2反跳痛(ブルンベルグ徴候)は手で圧迫して急に離したときの痛みであり、触診(圧迫)で確認する所見で、打診ではない。誤り。
3筋性防御は腹壁の筋緊張・硬さで、触診で確認する所見であり、打診ではない。誤り。
4腫瘤の硬さは手で触れて確かめる触診の所見であり、打診で観察するものではない。誤り。
用語
- 打診
- 体表を指などで軽く叩いて、その音や振動から内部臓器の状態を評価する身体診察法です。腹部では消化管のガス貯留などにより生じる音色から、腫瘤や腹水の有無を判定します。