問14
心房細動について正しいのはどれか。
- 1心電図でP波を認める。
- 2心房の興奮は規則的である。
- 3心房内に血栓を形成しやすい。✓ 正解
- 4房室結節の興奮伝導障害である。
正解
3
解説
心房細動は心房が無秩序かつ不規則に興奮する不整脈で、心電図ではP波が消失し基線が細かく揺れる(f波)。心房が有効に収縮しないため、特に左心房(左心耳)に血液がうっ滞して血栓を形成しやすく、これが脳塞栓などの塞栓症の原因となる。したがって正答は3である。
選択肢の解説
1心房細動ではP波は消失し、代わりに不規則なf波がみられる。P波を認めるのは誤り。
2心房細動では心房の興奮は無秩序で不規則である。規則的というのは誤り。
3正しい。心房の有効収縮が失われ血液がうっ滞するため、心房内(特に左心耳)に血栓を形成しやすい。
4房室結節の伝導障害は房室ブロックであり、心房細動の本態ではない。心房細動はあくまで心房筋の無秩序な興奮による。
用語
- 心房細動
- 心房が無秩序かつ高速に興奮することで心房の有効な収縮が失われる不整脈です。心電図ではP波が消失し、基線が細かく揺れ(f波)、心室応答が不規則になります。心房内血液のうっ滞により血栓形成リスクが高まることが臨床上重要な特徴です。