第115回 看護師国家試験(午後)疾病の成り立ちと回復の促進

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ABO式血液型におけるオモテ検査とウラ検査の結果を表に示す。オモテ検査ウラ検査(患者血球使用)(患者血清使用)血液型抗A血清抗B血清A型血球B型血球+−−+①−++−②−−++③++−−④表の+は凝集あり、−は凝集なしを示す。血液型判定の結果がAB型となるのはどれか。

ABO式血液型のオモテ検査とウラ検査の結果を示す表。列はオモテ検査(患者血球使用:抗A血清・抗B血清)、ウラ検査(患者血清使用:A型血球・B型血球)、血液型。①抗A=+,抗B=−,A型血球=−,B型血球=+。②抗A=−,抗B=+,A型血球=+,B型血球=−。③抗A=−,抗B=−,A型血球=+,B型血球=+。④抗A=+,抗B=+,A型血球=−,B型血球=−。+は凝集あり、−は凝集なし。
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4✓ 正解

正解

4

解説

ABO式血液型のオモテ検査は患者血球と抗A・抗B血清の反応を、ウラ検査は患者血清と既知のA型・B型血球の反応をみる。AB型では赤血球にA抗原とB抗原の両方をもつため、オモテ検査で抗A血清・抗B血清の両方に凝集(+)を示す。一方、血清中には抗A抗体も抗B抗体も存在しないため、ウラ検査ではA型血球・B型血球のいずれにも凝集しない(−)。表より、抗A=+・抗B=+・A型血球=−・B型血球=−となるのは④であり、これがAB型と判定される。


選択肢の解説

1①は抗A=+・抗B=−、A型血球=−・B型血球=+で、赤血球にA抗原をもち血清中に抗B抗体がある所見でA型を示すため、AB型ではない。
2②は抗A=−・抗B=+、A型血球=+・B型血球=−で、赤血球にB抗原をもち血清中に抗A抗体がある所見でB型を示すため、AB型ではない。
3③は抗A=−・抗B=−、A型血球=+・B型血球=+で、赤血球にA・B抗原がなく血清に抗A・抗B両抗体がある所見でO型を示すため、AB型ではない。
4④は抗A=+・抗B=+(赤血球にA・B両抗原をもつ)、A型血球=−・B型血球=−(血清に抗A・抗B抗体がない)で、これはAB型の所見に一致するため正答である。

用語

オモテ検査
患者の赤血球と抗A・抗B血清を混ぜ、赤血球表面の抗原の有無を調べる検査。AB型判定では両血清に凝集を示します。
ウラ検査
患者の血清と既知のA型・B型赤血球を混ぜ、血清中の抗体の有無を調べる検査。オモテ検査の結果を確認するために実施します。
凝集
赤血球が抗体と反応して粒子どうしが結合し、凝り固まる現象。血液型検査では視覚的に確認でき、陽性(+)または陰性(−)で判定されます。
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