問29
Epstein‑Barr〈EB〉ウイルスが発生に関与しているのはどれか。
- 1舌癌
- 2喉頭癌
- 3食道癌
- 4上咽頭癌✓ 正解
正解
4
解説
EBウイルス(Epstein-Barrウイルス、HHV-4)は伝染性単核球症の原因となるほか、複数の悪性腫瘍の発生に関与することが知られている。代表的なものに上咽頭癌、Burkitt(バーキット)リンパ腫、Hodgkin(ホジキン)リンパ腫などがある。選択肢のうちEBウイルスとの関連が明確なのは上咽頭癌である。
選択肢の解説
1舌癌は主に喫煙・飲酒や慢性的な機械的刺激が危険因子で、EBウイルスとの明確な関連は知られていない。
2喉頭癌は喫煙が最大の危険因子で、EBウイルスは発生に関与する主要なウイルスではない。
3食道癌(扁平上皮癌)は喫煙・飲酒、腺癌は逆流性食道炎などが危険因子で、EBウイルスは主要な原因ではない。
4上咽頭癌はEBウイルスの感染が発生に強く関与する代表的な悪性腫瘍であり、正答である。
用語
- Epstein‑Barr〈EB〉ウイルス
- 伝染性単核球症の原因ウイルスで、ヘルペスウイルス属に分類されます。複数の悪性腫瘍、特に上咽頭癌、Burkittリンパ腫、Hodgkinリンパ腫の発生に関与することが知られている重要な病原体です。