問30
成人の単純ヘルペスウイルスによる脳炎の好発部位はどれか。
- 1小脳
- 2後頭葉
- 3側頭葉✓ 正解
- 4頭頂葉
正解
3
解説
単純ヘルペスウイルス(HSV、成人では主にHSV-1)による脳炎は、片側性に側頭葉(特に内側)と前頭葉(眼窩部)を好んで侵すのが特徴である。発熱・意識障害・けいれん・人格変化などを呈し、治療は早期のアシクロビル投与が重要である。MRIや脳波で側頭葉の異常がみられる。
選択肢の解説
1小脳は運動の協調に関わる部位で、単純ヘルペス脳炎の好発部位ではないため誤りである。
2後頭葉は視覚中枢があるが、単純ヘルペス脳炎が好んで侵す部位ではないため誤りである。
3成人の単純ヘルペス脳炎は側頭葉(特に内側)と前頭葉眼窩部を好発部位とするため、側頭葉が正答である。
4頭頂葉は体性感覚などに関わる部位で、単純ヘルペス脳炎の典型的な好発部位ではないため誤りである。
用語
- 単純ヘルペスウイルス
- 単純疱疹を起こすDNAウイルスで、成人ではHSV-1が主流です。中枢神経感染時は脳炎を引き起こし、側頭葉に好んで局在することが臨床上の重要な特徴となります。