第115回 看護師国家試験(午後)基礎看護学

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一次救命処置〈BLS〉で心停止と判断するのはどれか。

  1. 1奇脈
  2. 2昏睡
  3. 3死戦期呼吸✓ 正解
  4. 4四肢のチアノーゼ

正解

3

解説

一次救命処置(BLS)では、反応がなく、呼吸がないか正常でない呼吸(死戦期呼吸)を認める場合に心停止と判断し、ただちに胸骨圧迫を開始する。死戦期呼吸(あえぎ呼吸)は心停止直後にみられるしゃくり上げるような不規則な呼吸で、正常な呼吸ではないため心停止のサインとして扱う。奇脈・昏睡・四肢のチアノーゼだけでは心停止とは判断しない。


選択肢の解説

1奇脈は吸気時に収縮期血圧が大きく低下する所見で、心タンポナーデなどでみられるが心停止の判断指標ではない。
2昏睡(反応がない状態)は心停止判断の前提ではあるが、それだけでは心停止とは判断せず、呼吸の有無や正常性を確認する必要がある。
3死戦期呼吸(あえぎ呼吸)は心停止直後にみられる異常な呼吸で正常な呼吸ではないため、これを認めたら心停止と判断し胸骨圧迫を開始する。正答である。
4四肢のチアノーゼは低酸素や循環不全を示す所見だが、それ単独でBLSにおける心停止の判断根拠とはならない。

用語

一次救命処置〈BLS〉
意識がなく正常な呼吸がない患者に対して、医療専門家の到着を待つ間に実施される基本的な救命処置です。胸骨圧迫と人工呼吸から構成され、心停止の診断と同時に直ちに開始される医療行為の最初の段階です。
心停止
心臓の血液供給が停止した状態を指し、反応がなく正常な呼吸がない患者を観察することで判断します。本設問では死戦期呼吸など非特異的な兆候との鑑別が重要であり、BLS開始の重要な指標となります。
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