第115回 看護師国家試験(午後)成人看護学

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多発性筋炎と診断された成人の症状について正しいのはどれか。

  1. 1両頰に紅斑がある。
  2. 2足関節が動かせない。
  3. 3物を持ち上げられない。✓ 正解
  4. 4温熱刺激で手指が白色になる。

正解

3

解説

多発性筋炎は体幹に近い四肢近位筋を中心に対称性の筋力低下をきたす自己免疫性の炎症性筋疾患である。近位筋の筋力低下により、物を持ち上げる、階段を昇る、立ち上がるなどの動作が困難になる。したがって選択肢3が正しい。


選択肢の解説

1両頰の紅斑(蝶形紅斑)は全身性エリテマトーデス(SLE)に特徴的であり、多発性筋炎の症状ではない。誤りである。
2多発性筋炎は近位筋優位の筋力低下が特徴で、足関節など遠位の単一関節が動かせなくなるのは典型的でない。誤りである。
3近位筋の筋力低下により物を持ち上げる動作が困難になるのは多発性筋炎の典型症状である。正しい。
4温熱ではなく寒冷刺激で手指が白色になるのはRaynaud(レイノー)現象で、強皮症などでみられる症状であり多発性筋炎の特徴とはいえない。誤りである。

用語

多発性筋炎
体幹に近い四肢近位筋を中心に対称性の筋力低下をきたす自己免疫性の炎症性筋疾患です。物を持ち上げたり階段を昇ったりといった日常動作が困難になるのが特徴です。
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