問49
肝動脈塞栓術〈TAE〉の適応となる疾患はどれか。
- 1肝囊胞
- 2脂肪肝
- 3肝細胞癌✓ 正解
- 4急性A型肝炎
正解
3
解説
肝動脈塞栓術〈TAE〉は、腫瘍を栄養する肝動脈を塞栓して腫瘍への血流を遮断し壊死させる治療である。肝細胞癌は主に肝動脈から栄養を受ける多血性腫瘍であり、TAE(肝動脈化学塞栓術TACEを含む)の代表的な適応疾患である。したがって選択肢3が正しい。
選択肢の解説
1肝囊胞は液体の貯留した良性病変で、血流を遮断するTAEの適応ではない。誤りである。
2脂肪肝は肝細胞に脂肪が蓄積した状態で、塞栓術ではなく生活習慣の改善が治療の中心であり適応ではない。誤りである。
3肝細胞癌は肝動脈からの栄養に依存する多血性腫瘍で、TAEの代表的な適応疾患である。正しい。
4急性A型肝炎はウイルス性の肝の炎症であり、安静・対症療法が中心でTAEの適応ではない。誤りである。
用語
- 肝動脈塞栓術〈TAE〉
- 肝に栄養を供給する肝動脈を人工物や薬剤で塞栓し、肝腫瘍への血流を遮断する治療法。肝細胞癌のような肝動脈から栄養を受ける多血性腫瘍に対する代表的な治療として用いられます。