問66
うっ滞性乳腺炎について正しいのはどれか。
- 1授乳を継続する。✓ 正解
- 2自覚症状が乏しい。
- 3感染によって生じる。
- 4分娩直後に発症することが多い。
正解
1
解説
うっ滞性乳腺炎は、乳汁の排出が滞り乳房内に乳汁がうっ滞して起こる非感染性の乳腺炎で、産褥早期の乳汁分泌が増える時期(産後数日以降)にみられる。治療・ケアの基本は乳汁を排出させること、すなわち授乳の継続や搾乳である。したがって選択肢1が正しい。
選択肢の解説
1うっ滞性乳腺炎では乳汁うっ滞の解消が重要であり、授乳を継続して乳汁を排出させることがケアの基本である。よって正しい。
2うっ滞性乳腺炎では乳房の緊満・熱感・疼痛など自覚症状が明らかに出現することが多く、自覚症状が乏しいという記述は誤り。
3うっ滞性乳腺炎は乳汁のうっ滞によって生じる非感染性の病態である。細菌感染によって生じるのは化膿性(感染性)乳腺炎であり、本選択肢は誤り。
4うっ滞性乳腺炎は乳汁分泌が増加する産後数日以降に多くみられ、乳汁がまだ十分産生されていない分娩直後の発症は典型的でないため誤り。
用語
- うっ滞性乳腺炎
- 乳汁の排出が滞り、乳房内に乳汁がうっ滞することで起こる非感染性の乳腺炎です。産褥早期の乳汁分泌増加時期に発症しやすく、治療の基本は授乳の継続や搾乳により乳汁を排出させることです。