図に示すような階層構造をもつファイルシステムにおいて,印のディレクトリ(カレントディレクトリ)から"..\..\DIRB\Fn.txt"で指定したときに参照されるファイルはどれか。ここで,図中の[ ]はディレクトリ名を表し,ファイルの指定方法は次のとおりである。 [指定方法] (1) ファイルは"ディレクトリ名\…\ディレクトリ名\ファイル名"のように,経路上のディレクトリを順に"\"で区切って並べた後に"\"とファイル名を指定する。 (2) カレントディレクトリは"."で表す。 (3) 1階層上のディレクトリは".."で表す。 (4) 始まりが"\"のときは,左端のルートディレクトリが省略されているものとする。 +--[DIRA]--+--[DIRB]-- | +--(1)Fn.txt [ルート]--+--[DIRB]--(2)Fn.txt | +--[DIRB]--(3)Fn.txt | +--(4)Fn.txt +--[DIRA]
エ. (4)のFn.txt
相対パス指定の経路解析問題. カレントディレクトリ()はルート\DIRA\DIRBの位置にあるディレクトリ. 「..\..」で2階層上に上がる動きを追うと,1つ目の..でDIRA(の親),2つ目の..でルート(DIRAの親)に到達する. そこから「DIRB\Fn.txt」を辿るとルート直下のDIRB内のFn.txt,つまり(4)Fn.txtにたどり着く. (1)はDIRA直下のFn.txtで「..\..」で行き過ぎ,(2)は途中位置,(3)はルート\DIRB\DIRB配下でさらに1階層深い場所にある. 相対パスの2階層遡及と再下降の動きを丁寧に図上で追えば(4)が正解となる. 「..」は親ディレクトリへの移動を表す相対パス記法であり,この記号の意味と階層構造の対応関係の理解が要点である.
ITパスポート 2016年 (平成28年 秋期) の過去問一覧へ戻る・問75