ITパスポート 2016年 (平成28年 秋期) 問75「図に示すような階層構造をもつファイルシステムにおいて,印のディレクトリ(カレント…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「テクノロジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約67%です。
正解
エ. (4)のFn.txt
正答率 67.4%(1,065人中 718人が正解)
問題の解説
相対パス指定の経路解析問題. カレントディレクトリ()はルート\DIRA\DIRBの位置にあるディレクトリ. 「..\..」で2階層上に上がる動きを追うと,1つ目の..でDIRA(の親),2つ目の..でルート(DIRAの親)に到達する. そこから「DIRB\Fn.txt」を辿るとルート直下のDIRB内のFn.txt,つまり(4)Fn.txtにたどり着く. (1)はDIRA直下のFn.txtで「..\..」で行き過ぎ,(2)は途中位置,(3)はルート\DIRB\DIRB配下でさらに1階層深い場所にある. 相対パスの2階層遡及と再下降の動きを丁寧に図上で追えば(4)が正解となる. 「..」は親ディレクトリへの移動を表す相対パス記法であり,この記号の意味と階層構造の対応関係の理解が要点である.
選択肢ごとの解説
- 誤り. (1)Fn.txtはルート\DIRA配下に位置するファイルであり,「..\..」でカレント()から2階層上がってからDIRBへ向かう経路では到達しないファイルである. パス指定の到達先とは別経路となる位置にあるファイルで,本問のパス指定では対象とならないファイルである.
- 誤り. (2)Fn.txtは図中の別の位置に存在するファイルで,本問のパス指定「..\..\DIRB\Fn.txt」の経路では到達しないファイルである. 階層構造を辿るとルート直下DIRBの(4)に到達するパスのため,(2)Fn.txtは対象外となる位置のファイルとして整理される.
- 誤り. (3)Fn.txtはルート\DIRB\DIRB配下に位置するファイルで,さらに1階層深い場所にあるファイルである. 本問のパス「..\..\DIRB\Fn.txt」では到達できず,DIRB配下のDIRBまで指定するには「..\..\DIRB\DIRB\Fn.txt」のように更に深く指定する必要があるため対象外である.
- 正しい. カレント()から「..\..」で2階層上がりルートへ到達し,そこから「DIRB\Fn.txt」を辿るとルート直下のDIRB内の(4)Fn.txtに到達するため. 相対パスの解釈と階層構造の対応が一致しており,本問のパス指定の到達先として(4)が正解となる正しい経路解析結果である.
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