問題本文
電子メール,電子掲示板を介したコミュニケーション,情報共有,電子会議などの各種機能を有し,共同作業環境を提供するソフトウェアを何と呼ぶか。
選択肢
- ア.グループウェア
- イ.シェアウェア
- ウ.ファームウェア
- エ.フリーウェア
解説
グループウェア(Groupware)は,電子メール・電子掲示板・スケジュール共有・電子会議・ワークフロー(回覧・承認)・ファイル共有・チャットなど複数の機能を統合し,組織内のコミュニケーションや共同作業環境を支援するソフトウェアである. 部門・拠点をまたぐ情報共有を効率化し業務生産性向上に貢献するほか,テレワーク環境でも組織のつながりを維持する基盤として活用される. Notes,Exchange,Microsoft 365,Google Workspaceなどが代表的な製品群. 一方,シェアウェアは試用後に課金する配布形態,ファームウェアはハードウェアに組み込まれる制御ソフト,フリーウェアは無償提供されるソフトの配布形態で,いずれも目的・性格が大きく異なる別の用語である.
選択肢ごとの解説
- ア.正しい. 電子メール・電子掲示板・電子会議など複数の機能を備え組織内の共同作業環境を提供するソフトウェアはグループウェアであり,本問の定義に合致するため. メンバ間の情報共有・コミュニケーション・業務協働を統合的に支援するソフトウェアとして,組織の生産性向上を支える代表的な業務システムである.
- イ.誤り. シェアウェアは一定期間試用したのち継続利用したい場合に料金を支払って利用するソフトウェアの配布形態(ライセンス形態)の説明であり,共同作業を支援するソフトウェアの種類ではない. 料金支払いタイミングを示す配布形態の用語であって,ソフトの機能内容を表す分類ではない別概念である.
- ウ.誤り. ファームウェアはハードウェアに組み込まれてその基本制御を担う組込みソフトウェアの説明で,共同作業を支援するソフトウェアではない. プリンタ・ルータ・家電・産業機器などの制御プログラムが代表例で,機器制御という目的でグループウェアとは全く異なる役割を担うソフトウェアである.
- エ.誤り. フリーウェアは無償で利用できるソフトウェアの配布形態(ライセンス形態)の説明であり,共同作業を支援する機能を備えたソフトウェアの分類ではない. ソフトウェアの機能内容ではなく価格条件・配布形態を表す用語であり,グループウェアのような機能カテゴリの用語とは概念のレイヤが異なる.
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