ITパスポート試験 過去問解説
パレート図とは?ITパスポート試験 2011年 (平成23年 特別) 問11を解説
ITパスポート試験 2011年 (平成23年 特別) 問11は、パレート図に関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。
問題文
製造業のA社では,製品の組立てに必要な部品を購買している。A社では,自社の仕入金額全体に占める割合が大きい部品を,重点的に在庫管理を行う対象として選びたい。このとき利用する図表として,適切なものはどれか。
この問題の出題ポイント
- パレート図の定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
- ストラテジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
- 関連タグ: 業務分析、パレート図、ABC分析。
選択肢
- アガントチャート
- イ管理図
- ウ特性要因図
- エパレート図正解
正解
エ: パレート図
解説
QC七つ道具の使い分け。①パレート図=項目を金額・件数の大きい順に棒で並べ累積百分率を折れ線で重ねる図で、「重点管理対象を特定」する用途に最適(ABC分析の基礎)。②ガントチャート=進捗管理、③管理図=工程の異常検知、④特性要因図(フィッシュボーン)=原因分析。本問の「仕入金額の大きい部品を選ぶ」目的にはパレート図が最適で、上位2〜3割の項目が全体の8割を占めるパレートの法則を活用する。
なぜ他の選択肢が違うのか
ア
不正解。ガントチャートはプロジェクトの工程・進捗を時間軸のバーで可視化する図で、購買金額の大きい部品を見つける用途には向かない。プロジェクト管理用のツールであり選定用途には不適。
イ
不正解。管理図は生産工程の品質指標が管理限界内にあるかを時系列で監視する図(UCL/LCL・中心線)。重点管理品目の選定には使わず、工程の安定性監視に用いる。
ウ
不正解。特性要因図は「結果」に対する「原因」を魚の骨型で整理する図(フィッシュボーン)で、原因分析に使う。重点品目選定とは目的が異なる図表。
エ(正解)
正解。パレート図で仕入金額順に部品を並べれば、上位2~3割の部品が金額全体の大半を占める(パレートの法則)。これによりABC分析の要領で重点管理対象を選定でき、本問の用途に最適。
解き方の整理
パレート図の問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。
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