ITパスポート試験 過去問解説

知的財産権とは?ITパスポート試験 2013年 (平成25年 秋期) 問23を解説

ITパスポート試験 2013年 (平成25年 秋期) 問23は、知的財産権に関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

ソフトウェア製品において,意匠法による保護の対象となるものはどれか。

この問題の出題ポイント

  • 知的財産権の定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • ストラテジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: 知的財産権、意匠法。

選択肢

  1. ソフトウェア製品によって実現されたアイディア
  2. ソフトウェア製品の商品名
  3. ソフトウェア製品の操作マニュアルの記載内容
  4. ソフトウェア製品を収納するパッケージのデザイン正解

正解

: ソフトウェア製品を収納するパッケージのデザイン

解説

意匠法は工業デザイン(物品の形状・模様・色彩等の美的外観)を保護する法律で,産業財産権の一つです。ソフトウェア製品では,そのパッケージのデザインが意匠登録の対象になります。混同しやすい知的財産権を整理すると,アイディアそのものは特許法(発明),商品名は商標法(ブランド名),マニュアル等の文書は著作権法(著作物)の保護対象です。産業財産権4種(特許権・実用新案権・意匠権・商標権)と著作権の関係を整理することが重要で,対象による法律の使い分けが本問のポイントとなり,知的財産制度の基本理解が問われます。

なぜ他の選択肢が違うのか

  • ソフトウェア製品によって実現されたアイディアは特許法(発明)の保護対象であり,意匠法ではないため誤り。アイディアの新規性・進歩性・産業上利用可能性が特許要件で,出願日から原則20年の独占権が認められる。

  • ソフトウェア製品の商品名は商標法(ブランド名・トレードマーク)の保護対象であり,意匠法ではないため誤り。商標権は出願日から10年(更新可)で,商品・役務の識別標識を独占的に使用できる権利。

  • ソフトウェア製品の操作マニュアルの記載内容は著作権法(言語の著作物)の保護対象であり,意匠法ではないため誤り。文書も創作性があれば著作物として保護され,著作者の死後70年まで保護される。

  • エ(正解)

    正解。パッケージのデザインは物品の形状・模様等の美的外観として意匠法の保護対象。意匠登録により独占的に意匠を実施する権利を取得でき,出願日から原則25年(改正後)の独占権が認められる。

解き方の整理

知的財産権の問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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