問題本文
ソフトウェア製品において,意匠法による保護の対象となるものはどれか。
選択肢
- ア.ソフトウェア製品によって実現されたアイディア
- イ.ソフトウェア製品の商品名
- ウ.ソフトウェア製品の操作マニュアルの記載内容
- エ.ソフトウェア製品を収納するパッケージのデザイン
正解
エ. ソフトウェア製品を収納するパッケージのデザイン
解説
意匠法は工業デザイン(物品の形状・模様・色彩等の美的外観)を保護する法律で,産業財産権の一つです。ソフトウェア製品では,そのパッケージのデザインが意匠登録の対象になります。混同しやすい知的財産権を整理すると,アイディアそのものは特許法(発明),商品名は商標法(ブランド名),マニュアル等の文書は著作権法(著作物)の保護対象です。産業財産権4種(特許権・実用新案権・意匠権・商標権)と著作権の関係を整理することが重要で,対象による法律の使い分けが本問のポイントとなり,知的財産制度の基本理解が問われます。
選択肢ごとの解説
- ア.ソフトウェア製品によって実現されたアイディアは特許法(発明)の保護対象であり,意匠法ではないため誤り。アイディアの新規性・進歩性・産業上利用可能性が特許要件で,出願日から原則20年の独占権が認められる。
- イ.ソフトウェア製品の商品名は商標法(ブランド名・トレードマーク)の保護対象であり,意匠法ではないため誤り。商標権は出願日から10年(更新可)で,商品・役務の識別標識を独占的に使用できる権利。
- ウ.ソフトウェア製品の操作マニュアルの記載内容は著作権法(言語の著作物)の保護対象であり,意匠法ではないため誤り。文書も創作性があれば著作物として保護され,著作者の死後70年まで保護される。
- エ.正解。パッケージのデザインは物品の形状・模様等の美的外観として意匠法の保護対象。意匠登録により独占的に意匠を実施する権利を取得でき,出願日から原則25年(改正後)の独占権が認められる。
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