ITパスポート 2013年 (平成25年 秋期) 問22「ターゲットマーケティングの説明として,適切なものはどれか。…」の正解と解説です。ITパスポート試験の「ストラテジ系」分野の過去問で、これまでの受験者の正答率は約78%です。
正解
ウ. 市場を幾つかのセグメントに分割し,少数のセグメントに絞ったアプローチを行う。
正答率 77.9%(1,990人中 1,550人が正解)
問題の解説
ターゲットマーケティング(target marketing)は,市場をニーズや属性などの観点で複数のセグメントに分割(セグメンテーション)し,自社にとって魅力的な少数のセグメントに資源を集中(ターゲティング)してアプローチする手法です。STP戦略(Segmentation→Targeting→Positioning)の中核の考え方です。混同しやすいのはバリューチェーン分析(価値活動分解),PPM(成長率×シェアの2軸分析),製品ライフサイクル戦略(導入~衰退の段階別戦略)で,それぞれ異なる戦略フレームワークです。
選択肢ごとの解説
- 企業活動を個別の価値活動(購買・製造・物流・マーケティング・サービス)に分解し付加価値を分析するのはバリューチェーン分析(M.ポーター)。事業活動の効率化・差別化分析手法であり,ターゲットマーケティングとは異なるため誤り。
- 事業や製品を成長性(市場成長率)と市場シェアで分類しポジショニング(花形・金のなる木・問題児・負け犬)に応じて資源配分するのはPPM(Products Portfolio Management,プロダクトポートフォリオマネジメント)。BCGマトリックスとも呼ばれる別手法のため誤り。
- 正解。市場を複数のセグメントに分割し,少数のセグメントに絞ってアプローチするのがターゲットマーケティング。STP戦略(セグメンテーション→ターゲティング→ポジショニング)の中核となる戦略マーケティング手法。
- 商品が市場に導入されて衰退するまでの期間(導入期・成長期・成熟期・衰退期)を分割し各期間に対応した戦略を立てるのは製品ライフサイクル戦略(PLC戦略)。各段階で戦略を変える別概念のため誤り。
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