ITパスポート試験 過去問解説

プロジェクトマネジメントとは?ITパスポート試験 2013年 (平成25年 春期) 問39を解説

ITパスポート試験 2013年 (平成25年 春期) 問39は、プロジェクトマネジメントに関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

複数のプロジェクト間の調整や各プロジェクトのマネジメントを支援する組織のことをプロジェクトマネジメントオフィスという。プロジェクトマネジメントオフィスの役割に関する記述a〜cのうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a 個々のプロジェクトに対して資金などの財政的な支援を行う。 b 担当要員の調整など,組織の共有資源の最適化を行う。 c プロジェクトマネージャの作業を支援する。

この問題の出題ポイント

  • プロジェクトマネジメントの定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • マネジメント系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: プロジェクトマネジメント、PMO、プロジェクト支援。

選択肢

  1. a, b
  2. a, b, c
  3. b, c正解
  4. c

正解

: b, c

解説

プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)は,複数のプロジェクト間の調整やプロジェクトマネジメントの支援を行う組織で,プロジェクト管理標準の整備,テンプレート提供,メソドロジ普及,複数プロジェクト間の要員調整,PMへの助言・教育などを担う.役割として,b(担当要員の調整など組織の共有資源の最適化)とc(プロジェクトマネージャの作業支援)はPMOの典型業務として該当する.一方,a(個々のプロジェクトに対し資金などの財政的支援)は経営層・資金提供部門の役割でPMOの本来業務ではない.以上からb・cを挙げたウが正解.アはaを含み不適,イは全て含み不適,エはbを欠き不完全.

なぜ他の選択肢が違うのか

  • aとbを挙げるが,a(個々のプロジェクトに対する資金などの財政的支援)はPMOの本来の役割ではない.資金提供は経営層・予算部門・スポンサーの判断で行われるもので,PMOはあくまで管理プロセスの標準化と支援を担う組織.aを含む本選択肢は役割範囲を広く取りすぎており誤り.

  • a・b・cすべてを役割とするが,a(財政的支援)はPMOの役割ではない.PMOはマネジメント支援組織であり予算・資金提供を行う立場ではない.bとcはPMOの典型業務として適切だが,aを含めると役割の範囲を誤って広げることになるため,本選択肢は誤り.

  • ウ(正解)

    正解.b(担当要員の調整など組織の共有資源最適化)とc(プロジェクトマネージャの作業支援)はPMOの代表的役割.複数プロジェクト間で要員・予算・施設などの共有資源を最適配分し,PMが標準プロセスに沿って円滑に管理できるよう助言・テンプレート・教育などで支援する.aは資金提供で対象外.

  • cのみとするが,b(担当要員の調整など組織の共有資源の最適化)もPMOの中核業務として該当する.複数プロジェクトを統合的に見渡し共有資源を効率的に配分するのはPMOならではの機能.bを欠いた本選択肢はPMOの役割を不完全にしか示しておらず誤り.

解き方の整理

プロジェクトマネジメントの問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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