ITパスポート試験 過去問解説

オフショアとは?ITパスポート試験 2013年 (平成25年 春期) 問4を解説

ITパスポート試験 2013年 (平成25年 春期) 問4は、オフショアに関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

システムの開発や運用を海外の事業者や海外の子会社に委託することを表す用語はどれか。

この問題の出題ポイント

  • オフショアの定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • ストラテジ系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: システム戦略、オフショア、アウトソーシング。

選択肢

  1. オフショアアウトソーシング正解
  2. システムインテグレーション
  3. ファシリティマネジメント
  4. ホスティング

正解

: オフショアアウトソーシング

解説

オフショアアウトソーシングとは,システム開発や運用などの業務を海外の事業者や海外子会社に委託することを指す.目的は人件費の安い国(インド,中国,ベトナム,フィリピンなど)の労働力活用によるコスト削減や,時差を生かした24時間体制の構築である.反面,時差・言語・文化・品質管理・情報セキュリティなどの課題も伴う.システムインテグレーションは情報システムの企画から運用までを一括受託する事業形態,ファシリティマネジメントは土地・建物・設備の経営的観点からの維持管理,ホスティングはベンダのサーバ機器を借りてサービスを提供する形態であり,いずれも海外委託を表す用語ではない.よって正解はア.

なぜ他の選択肢が違うのか

  • ア(正解)

    正解.オフショアアウトソーシングはoff-shore(海岸から離れて=海外)とoutsourcing(外部委託)の合成語で,システム開発・運用などを海外事業者や海外子会社に委託する形態を指す.人件費抑制が主目的で,インド・中国・ベトナム等が代表的な委託先となる.設問の定義と完全一致する.

  • システムインテグレーション(SI)は,情報システムの企画・設計・開発・導入・運用保守までを一括して請け負う事業形態のこと.顧客の業務にあわせたシステム構築サービスで,国内・海外を問わない概念のため,「海外」への委託を限定的に表す用語ではなく不適切.

  • ファシリティマネジメント(FM)は土地・建物・設備等のファシリティを経営資源として捉え,コスト・品質を最適化しながら維持管理する手法.IT分野ではデータセンタ運用管理などを指し,海外への業務委託を表す用語ではないため,本問の正解にはならない.

  • ホスティングは,事業者が所有するサーバ機器と回線・ソフトウェアを利用者に貸し出し,Webサイトやメール等を稼働させるサービス形態(レンタルサーバ).機器設置場所のみを貸し出すハウジングと対比される用語で,主にIT基盤提供サービスを指し,海外への業務委託形態とは概念が全く異なるため誤り.

解き方の整理

オフショアの問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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