ITパスポート試験 過去問解説

品質管理とは?ITパスポート試験 2014年 (平成26年 春期) 問4を解説

ITパスポート試験 2014年 (平成26年 春期) 問4は、品質管理に関する理解を問う問題です。検索から入っても、問題文、選択肢、正解、解説、各選択肢がなぜ違うかをこのページだけで確認できます。

問題文

ソフトウェアの設計品質には設計者のスキルや設計方法、設計ツールなどが関係する。品質に影響を与える事項の関係を整理する場合に用いる、魚の骨の形に似た図形の名称として、適切なものはどれか。

この問題の出題ポイント

  • 品質管理の定義だけでなく、問題文中の条件がどの選択肢に当てはまるかを確認する。
  • マネジメント系分野では、用語の目的・主体・責任範囲の違いが選択肢で問われやすい。
  • 関連タグ: 品質管理、特性要因図、QC七つ道具。

選択肢

  1. アローダイアグラム
  2. 特性要因図正解
  3. パレート図
  4. マトリックス図

正解

: 特性要因図

解説

特性要因図はフィッシュボーンチャート(石川ダイアグラム)とも呼ばれ,結果(特性)とそれに影響する要因の因果関係を魚の骨の形に整理する図. QC七つ道具の一つで,要因を「人(Man)・機械(Machine)・材料(Material)・方法(Method)」等の大骨に分類し,ブレーンストーミングで要因を体系的に洗い出すために用いる. 形状から一目で識別できる代表的な原因分析ツールで,品質管理や改善活動の現場で広く使用される. QC七つ道具にはヒストグラム・パレート図・管理図・散布図・チェックシート・層別もある.

なぜ他の選択肢が違うのか

  • 誤り. アローダイアグラム(PERT図)は作業の前後関係と所要時間を矢線で示す日程計画手法の説明であり,クリティカルパス算定に使うプロジェクトマネジメントの図. 形状も網状で魚骨ではなく,品質要因の分析用途とは目的が全く異なる別ツール. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題

  • イ(正解)

    正しい. 特性要因図は魚の骨の形をしており,品質特性に影響する要因を大骨・小骨で体系的に整理する代表的なQCツールのため. ブレーンストーミングと組み合わせて要因を網羅的に洗い出す際の標準的な可視化図として用いられる. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題の核心となる

  • 誤り. パレート図は項目を発生頻度の降順に並べた棒グラフと累積比率の折れ線を重ねる図の説明で,ABC分析と組み合わせて使う重点項目識別ツール. 形状はヒストグラム+折れ線であり魚骨ではなく,因果関係を示す目的にも合致しない. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題の核心となる

  • 誤り. マトリックス図は行と列で要素間の対応関係を二次元表形式で整理する図の説明であり,新QC七つ道具の一つ. 形状は格子状の表で,魚骨型ではないため本問の対象外. 評価項目間の重み付けや対応関係表示に用いる別のツール. . 用語の定義と区別を正確に理解することが本問題の核心となる

解き方の整理

品質管理の問題では、選択肢のキーワードだけで判断せず、問題文が示す条件と正解選択肢の説明が一致しているかを見ます。誤答選択肢は、似た用語を混ぜる、主体を入れ替える、目的や範囲を広げすぎる、という形で作られることが多いため、選択肢別解説まで確認しておくと復習効率が上がります。

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