問3
予防的保健行動に分類される保健行動はどれか。
- 1市で行う肺がん検診を年に1回受診する。✓ 正解
- 2処方された降圧薬を毎朝忘れずに服用する。
- 3健康に生活するために毎日バランスの良い食事をとる。
- 4ストレスを発散するために仕事帰りにジムで運動する。
正解
1
解説
保健行動の分類に関する問題である。Kaslらの分類では、自覚症状のない健康な人が病気を予防し早期発見するためにとる行動を「予防的保健行動(予防保健行動)」と呼ぶ。がん検診の受診は無症状の段階で疾病を早期発見する一次予防・二次予防に該当する典型的な予防的保健行動であるため、選択肢1が正答である。降圧薬の服用は既に高血圧と診断された人がとる「病者役割行動(治療行動)」であり、毎日の食事や運動は健康増進を目的とした健康増進行動(ヘルスプロモーション的行動)として区別される点を理解しておく必要がある。
選択肢の解説
1肺がん検診の受診は、無症状の段階で疾病を早期発見するための予防的保健行動に該当し、正しい。
2処方された降圧薬の服用は、すでに高血圧と診断された人がとる治療行動(病者役割行動)であり、予防的保健行動ではない。
3バランスの良い食事は健康の保持増進を目的とする健康増進行動であり、疾病の予防・早期発見を直接の目的とする予防的保健行動とは区別される。
4ストレス発散のための運動は健康増進・気分転換を目的とする行動であり、予防的保健行動には分類されない。
用語
- 予防的保健行動
- 自覚症状のない健康な人が、疾病を予防し早期に発見するためにとる行動のこと。がん検診の受診など、無症状の段階で潜在的な疾患を発見することを目的とした二次予防に該当する。治療行動や健康増進行動とは区別される。