第112回 保健師国家試験(午後)公衆衛生看護学

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Bさんの事例を受け、民生委員から地域包括支援センターの保健師に「高齢者がどのような状態であれば、地域包括支援センターにつなげたらよいか。目安が分からない」と相談があった。保健師が提案する内容で最も適切なのはどれか。

  1. 1「高齢者の希望を確認してください」
  2. 2「独居の高齢者は報告してください」
  3. 3「要介護認定の有無を確認してください」
  4. 4「基本チェックリストを使用してください」✓ 正解

正解

4

解説

民生委員が高齢者を地域包括支援センターにつなぐ際の目安について、保健師が提案する内容を問う問題である。生活機能の低下や要支援・要介護となるおそれのある高齢者(フレイルなど)を簡便に把握するための共通の指標として、介護予防・日常生活支援総合事業で用いられる「基本チェックリスト」がある。これを用いれば、専門職でない民生委員でも客観的な目安で対象を把握しやすいため、提案として最も適切であり正答は4である。


選択肢の解説

1高齢者の希望を確認することは支援のうえで大切だが、つなぐべき状態かどうかを判断する客観的な目安にはならないため、最も適切とはいえず誤りである。
2独居であること自体が支援の必要性を示すわけではなく、独居者を一律に報告する目安は適切でないため誤りである。
3要介護認定の有無は、まだ認定を受けていないが生活機能が低下している高齢者を見落とすことになり、つなぐ目安としては不十分で誤りである。
4基本チェックリストは生活機能の低下やフレイルを簡便に把握できる共通の指標で、民生委員が高齢者を地域包括支援センターにつなぐ目安として最も適切であり正答である。

出典・参考

用語

地域包括支援センター
要介護・要支援の認定を受けていない高齢者を含む、地域の高齢者全体の日常生活や福祉に関する相談支援を行う機関です。保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーらが配置され、介護予防支援と総合的な支援に当たります。
民生委員
厚生労働大臣から委嘱される地域福祉の実践者で、地域住民の生活上の相談に応じ、福祉関連機関と連携する重要な役割を担う制度職です。看護職との連携対象となる重要なキーパーソンです。
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