問11
分娩第1期の産婦の言動で注意が必要なのはどれか。
- 1感情の表出がない。✓ 正解
- 2分娩の進行状態について質問している。
- 3パートナーに休憩してくるよう勧めている。
- 4産痛緩和について助産師に要望を伝えている。
正解
1
解説
分娩第1期の産婦の言動のうち、助産師として注意が必要なものを問う問題である。正答は1の感情の表出がない。分娩第1期では産痛に対して声を出す、不安や要望を訴える、分娩経過に関心を示すといった感情・反応がみられるのが通常であり、これらは産婦が分娩に主体的に向き合えているサインといえる。一方、感情の表出が全くない状態は、過度の不安・抑うつ・解離・心理的危機など心身の問題が隠れている可能性があり、注意深い観察と支援を要する。
選択肢の解説
1正しい。感情の表出がまったくないことは、過度の不安や抑うつ、解離など心理的な問題が背景にある可能性があり、注意して観察・対応する必要がある。
2分娩の進行状態を質問するのは経過に関心をもち主体的に分娩に臨んでいる正常な反応であり、特に注意を要する言動ではない。
3パートナーに休憩を勧めるのは周囲を気遣える余裕がある状態であり、問題のある言動ではない。
4産痛緩和の要望を助産師に伝えるのは、自分の状態を把握しニーズを表現できている適切な行動であり、注意を要する言動ではない。
用語
- 分娩第1期
- 分娩開始から子宮頸部が完全に開大するまでの時期です。産婦は段階的に産痛が増強し、通常は声を出す、不安や要望を訴えるなど感情表現や分娩経過への関心が見られるのが一般的です。これらの反応は産婦が分娩に主体的に向き合えている証であり、これらが全くない状態は心身の問題を示唆します。