第109回 助産師国家試験(午前)組合せ助産診断・技術学

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胎盤剝離徴候と名称の組合せで正しいのはどれか。

  1. 1子宮底が徐々に上昇し、多くは右に傾く。徴候 ― Küstner〈キュストナー〉
  2. 2子宮底を軽打すると、衝動が臍帯に伝わる。徴候 ― Strassmann〈ストラスマン〉✓ 正解
  3. 3恥骨結合上の腹壁を圧したとき、臍帯が下降する。徴候 ― Ahlfeld〈アールフェルド〉
  4. 4陰裂から下垂している臍帯を挟んだ鉗子が下降する。徴候 ― Schröder〈シュレーダー〉

正解

2

解説

胎盤剝離徴候とその名称(人名)の正しい組合せを問うマッチング問題である。正答は2で、「子宮底を軽打すると衝動(拍動)が臍帯に伝わるかどうかをみる」のがStrassmann(ストラスマン)徴候である。胎盤が剝離すると子宮底を軽打しても臍帯に拍動が伝わらなくなることを利用する。代表的な剝離徴候として、Schröder(子宮底が上昇し臍上に達して右に傾く)、Ahlfeld(陰裂から出ている臍帯、または臍帯を挟んだ鉗子が下降する)、Küstner(恥骨結合上を圧迫したとき臍帯が引き込まれなければ剝離、下降したままなら剝離)があり、各選択肢ではこれらの名称が入れ替えられている。


選択肢の解説

1「子宮底が上昇し右に傾く」のはSchröder(シュレーダー)徴候であり、Küstner(キュストナー)ではないため組合せが誤り。
2正しい。子宮底を軽打したときの衝動(拍動)が臍帯に伝わるか否かをみるのはStrassmann(ストラスマン)徴候であり、剝離後は拍動が伝わらなくなる。
3「恥骨結合上を圧したときの臍帯の動き」をみるのはKüstner(キュストナー)徴候であり、Ahlfeld(アールフェルド)ではないため組合せが誤り。
4「陰裂から下垂する臍帯(を挟んだ鉗子)が下降する」のはAhlfeld(アールフェルド)徴候であり、Schröder(シュレーダー)ではないため組合せが誤り。

用語

胎盤剝離徴候
分娩時に胎盤が子宮壁から剥がれたかどうかを判定するための臨床的所見をさします。複数の徴候(Schröder、Ahlfeld、Küstner、Strassmannなど)があり、これらの組み合わせで胎盤剥離を診断します。
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