第109回 助産師国家試験(午前)助産診断・技術学

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子宮口全開大、Station+3の胎児の回旋を腟入口部側から見た図を示す。なお、図の上方を恥骨側、下方を仙骨側とする。正常な胎児の回旋を示すのはどれか。

子宮口全開大、Station +3の胎児の回旋を腟入口部側から見た図を、選択肢1〜5として横一列に並べた円形図。図の上方が恥骨側、下方が仙骨側。1〜4は児頭の縫合線・小泉門/大泉門の向きを示す模式図で向きが異なり、5は顔(顔位)を示す。正常な胎児の回旋を選ばせる設問で、選択肢自体が図。
  1. 11
  2. 22✓ 正解
  3. 33
  4. 44
  5. 55

正解

2

解説

子宮口全開大・Station+3における正常な胎児の回旋を、腟入口部側から見た模式図で選ばせる設問である。正常な経過(後頭位・第1回旋屈位での進行)では、児頭は屈位をとり、矢状縫合がほぼ前後径に一致し、小泉門が母体前方(恥骨側)を向く。図の上方が恥骨側、下方が仙骨側とされており、小泉門が恥骨側(上方)に向いた屈位を示す選択肢2が正常な回旋を表す。選択肢自体が図であり、図の説明(alt)に基づくと5は顔位を示す異常であるため、正答は選択肢2である。


選択肢の解説

1誤り。図に示された児頭の向き(縫合線・泉門の位置)が正常な屈位・回旋と一致しておらず、正常な回旋を示していない。
2正しい。小泉門が恥骨側(図の上方)を向く屈位の回旋を示しており、後頭位での正常な胎児の回旋を表している。
3誤り。示された泉門・縫合線の向きが正常な回旋の位置関係と異なっており、正常な回旋を示していない。
4誤り。示された児頭の向きが正常な屈位・回旋と一致せず、正常な回旋を示していない。
5誤り。図の説明によると顔(顔位)を示しており、これは反屈位による異常であって正常な回旋ではない。

用語

Station+3
児頭の位置を示す指標で、坐骨棘を基準点(0station)として、その3cm下方に児頭最大横径が位置する状態を指します。分娩第二段階への進行を示す重要な所見であり、このレベルでの回旋は分娩の正常進行を判断する際に重要です。
胎児の回旋
分娩時に胎児の頭部が産道を下行する際に、母体の骨盤形状に適応するために行う回転運動です。正常な後頭位での分娩では、下行と同時に矢状縫合が前後径に一致する屈位の回旋を示し、これが分娩機序の重要な要素です。
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