問30
子宮口全開大、Station+3の胎児の回旋を腟入口部側から見た図を示す。なお、図の上方を恥骨側、下方を仙骨側とする。正常な胎児の回旋を示すのはどれか。

- 11
- 22✓ 正解
- 33
- 44
- 55
正解
2
解説
子宮口全開大・Station+3における正常な胎児の回旋を、腟入口部側から見た模式図で選ばせる設問である。正常な経過(後頭位・第1回旋屈位での進行)では、児頭は屈位をとり、矢状縫合がほぼ前後径に一致し、小泉門が母体前方(恥骨側)を向く。図の上方が恥骨側、下方が仙骨側とされており、小泉門が恥骨側(上方)に向いた屈位を示す選択肢2が正常な回旋を表す。選択肢自体が図であり、図の説明(alt)に基づくと5は顔位を示す異常であるため、正答は選択肢2である。
選択肢の解説
1誤り。図に示された児頭の向き(縫合線・泉門の位置)が正常な屈位・回旋と一致しておらず、正常な回旋を示していない。
2正しい。小泉門が恥骨側(図の上方)を向く屈位の回旋を示しており、後頭位での正常な胎児の回旋を表している。
3誤り。示された泉門・縫合線の向きが正常な回旋の位置関係と異なっており、正常な回旋を示していない。
4誤り。示された児頭の向きが正常な屈位・回旋と一致せず、正常な回旋を示していない。
5誤り。図の説明によると顔(顔位)を示しており、これは反屈位による異常であって正常な回旋ではない。
用語
- Station+3
- 児頭の位置を示す指標で、坐骨棘を基準点(0station)として、その3cm下方に児頭最大横径が位置する状態を指します。分娩第二段階への進行を示す重要な所見であり、このレベルでの回旋は分娩の正常進行を判断する際に重要です。
- 胎児の回旋
- 分娩時に胎児の頭部が産道を下行する際に、母体の骨盤形状に適応するために行う回転運動です。正常な後頭位での分娩では、下行と同時に矢状縫合が前後径に一致する屈位の回旋を示し、これが分娩機序の重要な要素です。