第109回 助産師国家試験(午後)助産診断・技術学

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ルテイン囊胞について正しいのはどれか。

  1. 1自然消失することが多い。✓ 正解
  2. 2内容液に脂肪成分を含む。
  3. 3産道通過障害の原因となる。
  4. 4診断のためにMRI検査が行われる。

正解

1

解説

ルテイン囊胞(黄体化過剰反応による卵巣囊胞)に関する知識を問う問題である。ルテイン囊胞は、hCGの過剰刺激(胞状奇胎・絨毛癌、多胎妊娠、排卵誘発剤使用など)により卵巣の卵胞・黄体が黄体化して生じる両側性・多房性の機能性囊胞であり、原因となるhCG高値が是正されれば自然消失することが多い。したがって正答は1である。


選択肢の解説

1正しい。ルテイン囊胞はhCG高値に伴う機能性囊胞で、原因が除去されれば自然消失することが多い。
2誤り。内容液に脂肪成分(皮脂・毛髪など)を含むのは成熟囊胞性奇形腫(皮様囊腫)である。ルテイン囊胞の内容は漿液性である。
3誤り。ルテイン囊胞は卵巣に生じる機能性囊胞である。産道通過障害の原因となるのは卵巣腫瘍がダグラス窩に嵌入する場合などであり、本疾患の典型ではない。
4誤り。ルテイン囊胞は超音波検査で診断・経過観察され、自然消失が期待できるため、診断のためにMRI検査を要するものではない。

用語

ルテイン囊胞
hCGの過剰刺激により卵巣の卵胞・黄体が黄体化して生じる、両側性・多房性の機能性囊胞。胞状奇胎・絨毛癌・多胎妊娠・排卵誘発剤使用などにより発生し、原因となるhCG高値が是正されれば自然消失することが多い。
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