第113回 看護師国家試験(午前)組合せ老年看護学

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高齢者のコミュニケーション障害の要因と状態の組合せで正しいのはどれか。

  1. 1歯牙の欠損 ― 言葉が出てこない。
  2. 2耳垢の蓄積 ― 音が小さく聞こえる。✓ 正解
  3. 3想起能力の低下 ― 相手の表情が読み取れない。
  4. 4語音弁別能の低下 ― はっきり発音できない。

正解

2

解説

高齢者のコミュニケーション障害について、要因と生じる状態の組合せの正誤を問う問題である。耳垢が外耳道に蓄積(耳垢塞栓)すると音の伝導が妨げられ、伝音性難聴により音が小さく聞こえるため、この組合せが正しい。各選択肢は要因が引き起こす症状との対応を吟味する。


選択肢の解説

1誤り。歯牙の欠損は発音(構音)の不明瞭さや咀嚼障害を生じるが、「言葉が出てこない」のは失語など中枢性の障害であり対応が誤っている。
2正しい。耳垢の蓄積(耳垢塞栓)は外耳道を塞いで音の伝導を妨げ、伝音性難聴により音が小さく聞こえる。要因と状態の対応が正しい。
3誤り。想起能力の低下は記憶の想起の困難を生じるもので、「相手の表情が読み取れない」のは視覚や認知に関わる別の障害であり対応が誤っている。
4誤り。語音弁別能の低下は聞こえた言葉を聞き分ける能力の低下であり、「はっきり発音できない」のは構音の問題で、聞き取りと発音の対応が誤っている。

用語

コミュニケーション障害
言語や音声の理解や表現に支障が生じた状態。高齢者では加齢に伴う聴力低下、認知機能低下、発音器官の変化など複数の要因により発生する。人間関係の構築と維持に支障をきたす重要な課題である。
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