第113回 看護師国家試験(午前)小児看護学

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Bowlby〈ボウルビィ〉が提唱したアタッチメントの記述で正しいのはどれか。

  1. 1人見知りは6、7か月の乳児に出現する。✓ 正解
  2. 2安全基地は家の中での子どもの居場所のことである。
  3. 3子どもと不特定の他者との間に築かれる情緒的な結びつきである。
  4. 4愛着対象との分離で生じる子どもの行動の第一段階は「絶望の段階」である。

正解

1

解説

Bowlby(ボウルビィ)が提唱したアタッチメント(愛着)理論に関する正しい記述を問う問題である。アタッチメントは乳児と特定の養育者との間に形成される情緒的な結びつきであり、その対象を見分ける発達の現れとして、生後6〜7か月ごろに見知らぬ人に不安を示す人見知り(人見知り不安)が出現する。


選択肢の解説

1正しい。人見知りは特定の養育者への愛着が形成された現れとして、生後6、7か月ごろの乳児に出現する。
2誤り。安全基地とは愛着対象(養育者)の存在を指す概念で、子どもが安心して探索行動を行い、不安時に戻れる心理的なよりどころのことであり、家の中の物理的な居場所ではない。
3誤り。アタッチメントは子どもと不特定の他者ではなく、母親など特定の養育者との間に築かれる情緒的な結びつきである。
4誤り。Bowlbyの示した分離反応の段階は第一に「抗議」、続いて「絶望」、そして「脱愛着(離脱)」の順であり、第一段階は絶望ではなく抗議の段階である。

用語

アタッチメント
乳幼児が特定の養育者(通常は母親)との間に形成する情緒的な絆。乳児がストレスや不安を感じたときに養育者に接近し、安心感を得る関係をいい、その発達は乳児の適応と認知発達の基礎となります。
Bowlby〈ボウルビィ〉
イギリスの児童精神科医で、1960年代にアタッチメント理論を確立した。乳幼児と養育者の関係が心理社会的発達に与える影響を実証的に研究し、現代の発達心理学に多大な影響を与えています。
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