問64
患者とその家族や医療者が患者にとって望ましい治療を探り、お互いが納得する治療を選択できるようにしていくのはどれか。
- 1心理教育
- 2共同意思決定✓ 正解
- 3ストレングス
- 4アドヒアランス
正解
2
解説
患者・家族と医療者が情報を共有し、互いに対話しながら患者にとって最善の治療を探り、双方が納得できる選択に至る過程を共同意思決定〈シェアード・ディシジョン・メイキング(SDM)〉という。患者の価値観や希望と、医学的根拠の双方を踏まえて協働で決定する点が特徴である。したがって共同意思決定が正しい。
選択肢の解説
1誤り。心理教育は、患者・家族に疾患や治療、対処法などの知識・情報を提供して理解と対処能力を高める支援であり、治療方針を協働決定する概念ではない。
2正しい。共同意思決定は患者・家族と医療者が協働で情報を共有し、互いに納得できる望ましい治療を選択していく過程である。
3誤り。ストレングスは患者のもつ強み・長所・回復力などに着目して支援する視点・モデルであり、治療選択の意思決定過程そのものを指す語ではない。
4誤り。アドヒアランスは、患者が治療方針の決定に主体的に参加し、その決定に沿って自ら治療を継続・実行することを指す概念であり、決定に至る協働過程そのものではない。