問16
手術予定の患者が服用している場合、安全のために術前の休薬を検討するのはどれか。
- 1鉄剤
- 2抗血小板薬✓ 正解
- 3冠血管拡張薬
- 4プロトンポンプ阻害薬
正解
2
解説
手術では出血のコントロールが重要であり、出血傾向を強める薬剤は術前に休薬を検討する。抗血小板薬(アスピリン、クロピドグレルなど)は血小板凝集を抑制して出血しやすくするため、休薬期間を考慮する必要がある。したがって「抗血小板薬」が正答である。ただし休薬は血栓塞栓症のリスクと出血リスクを比較して医師が判断する。
選択肢の解説
1鉄剤は鉄欠乏性貧血の治療に用いる薬で出血傾向を増すものではなく、術前休薬の対象ではないため誤りである。
2正しい。抗血小板薬は血小板の働きを抑え出血傾向を増すため、術前の休薬を検討する。
3冠血管拡張薬は冠動脈を拡張し心筋虚血を予防する薬で、出血傾向には関与せず術前休薬の対象ではないため誤りである。
4プロトンポンプ阻害薬は胃酸分泌を抑制する薬で出血傾向を増すものではなく、術前休薬の対象ではないため誤りである。
用語
- 休薬
- 患者の安全のため、服用している薬剤を一時的に中止すること。特に手術前は、出血リスクや血栓塞栓症などの合併症を防ぐために、医師の指示で薬剤の継続・中止を判断する必要がある。