問62
人を援助する過程で自分の職務に対して継続して努力したが、満足感や達成感が得られず、うつ症状や社会的機能の低下を生じるのはどれか。
- 1悪性症候群
- 2空の巣症候群
- 3緊張病症候群
- 4燃え尽き症候群✓ 正解
正解
4
解説
対人援助職に特徴的な心理的消耗状態を問う問題である。燃え尽き症候群(バーンアウト)は、職務に継続して努力したにもかかわらず満足感や達成感が得られず、情緒的消耗感・脱人格化・個人的達成感の低下を生じ、うつ症状や社会的機能の低下につながる状態であり、設問の記述に合致する。
選択肢の解説
1悪性症候群は抗精神病薬などにより高熱・筋強剛・自律神経症状を生じる重篤な副作用であり、援助過程の消耗とは異なる。
2空の巣症候群は、子どもの独立により役割を失った親(特に中年女性)が抑うつや空虚感を抱く状態で、職務上の消耗とは異なる。
3緊張病症候群は、昏迷・拒絶・カタレプシーなどの精神運動性の障害を呈する状態で、設問の経過とは異なる。
4燃え尽き症候群は、援助職が努力しても達成感を得られず消耗し、うつ症状や機能低下を生じる状態であり、設問に合致する。正しい。