第114回 看護師国家試験(午前)成人看護学

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終末期癌患者にみられる悪液質の徴候はどれか。

  1. 1体重減少✓ 正解
  2. 2がん性痛
  3. 3リンパ浮腫
  4. 4末ç神経障害

正解

1

解説

がん悪液質(cancer cachexia)は、がんに伴う代謝異常と炎症性サイトカインの作用により、食欲不振と骨格筋・脂肪の減少が進行する症候群である。その代表的徴候は通常の栄養療法では改善しにくい進行性の体重減少と骨格筋量の減少であり、選択肢1が正しい。


選択肢の解説

1悪液質では代謝異常により骨格筋・脂肪が減少し、進行性の体重減少をきたすため、悪液質の徴候として正しく正答。
2がん性疼痛は腫瘍の浸潤・圧迫などによる痛みであり、悪液質(全身の栄養・代謝障害)の徴候ではないため誤り。
3リンパ浮腫はリンパ流の障害による浮腫であり、悪液質に特徴的な徴候ではないため誤り。
4末梢神経障害は腫瘍浸潤や化学療法などによる神経の障害であり、悪液質の徴候ではないため誤り。

用語

悪液質
がんなどの悪性疾患に伴う代謝異常と炎症性サイトカインの作用により、食欲不振と骨格筋・脂肪の進行性減少が生じる症候群である。通常の栄養療法では改善しにくい体重減少と筋量低下が特徴で、終末期患者の生活の質低下に大きく影響する。
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