問68
子宮復古不全の要因はどれか。
- 1胎児発育不全〈FGR〉
- 2卵膜の子宮内遺残✓ 正解
- 3分娩直後の授乳
- 4膀胱炎
正解
2
解説
子宮復古不全(産褥期に子宮の収縮・退縮が遅れる状態)の要因を問う問題である。子宮復古不全の主な原因には、胎盤・卵膜などの子宮内遺残、子宮収縮を妨げる多胎妊娠・羊水過多・巨大児、感染(子宮内膜炎)、膀胱・直腸の充満などがある。卵膜の子宮内遺残は子宮収縮を妨げて復古不全を起こす代表的要因であり、正答は選択肢2である。
選択肢の解説
1胎児発育不全(FGR)は胎児が小さい状態で子宮の過伸展を伴わないため、子宮復古不全の要因にはならない。
2正しい。卵膜の子宮内遺残は子宮の収縮を妨げ、子宮復古不全の原因となる。
3分娩直後の授乳はオキシトシン分泌を促して子宮収縮を促進するため、復古を助け要因にはならない。
4膀胱の充満は子宮収縮を妨げ復古不全の要因となりうるが、膀胱炎そのものは直接の要因ではなく、本設問では卵膜遺残が適切である。
用語
- 子宮復古不全
- 産褥期に子宮が十分に収縮・退縮しない状態。胎盤・卵膜などの子宮内遺残、多胎妊娠、感染(子宮内膜炎)などが原因となり、悪露の停滞や出血が続くリスクがある。